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Archive for 1月 13th, 2016

おすすめ★展覧会情報@東京都美術館

2016.01.13

展覧会情報『ボッティチェリ展』@東京都美術館

ボッティチェリ

-展覧会紹介-
ボッティチェリは、優雅で美しい聖母や神話の女神を描いた画家です。
日伊国交樹立150周年記念として開催されることとなったこの展覧会は、
ボッティチェリの画業を一望することのできる大回顧展です。
今回の展示では、初期から晩年までの宗教画・神話画・肖像画が展示されているそうです。
また、ボッティチェリの師匠である、フィリッポ・リッピや弟子のフィリッピーノ・リッピらの
作品も併せて展示されており、15世紀フィレンツェにおける絵画表現の系譜を
辿るような展示となっているとのこと…
ボッティチェリの作品は多くが板に描かれており、とても繊細な作品のため、
作品がまとまって来日することはこれまで難しかったそう。
この機会に是非、ボッティチェリの作品世界を存分に堪能してください!

-誠さんコメント-
イタリアルネッサンスの画家として、そして「ビーナスの誕生」の作者として誰でも知っている巨匠ですが、
多くの絵が板絵であったり壁画であったりして、日本で見る機会は限られていました。
今回は数は多くはありませんが、質の高い絵を十点近く見る事の出来る機会です。
作家の工房の作品も多いですが、それがルネサンス期の工房システムを理解する機会にもなり、それも悪くはありません。
またボッティチェリの師であるフィリッポ・リッピの絵も見る事が出来ます。
この作家は日本ではそれ程有名ではありませんが、ウフィツィ美術館では一室を彼に充てる程の技量の作家です。
師弟同時に紹介するのは好企画と思いますが、彼の一級品が来ていないのが残念です。
イタリアまで行く事の出来る方はそちらで質・量ともに洪水の様に見る事が出来ますが、
そうでない方には是非お勧めしたい展示です。

【誠3オススメ度】
美術入門者      ★★★★☆  ルネサンスの巨匠の優品を日本で見られる稀有な機会です
コアな美術愛好者  ★★★★★  イタリアまでは行けませんという方にはマストです
               ★★☆☆☆  イタリアまで行こうという方には予習という位置づけです
人物クラスの方    ★★★★★  ほぼ全て質の高い人物画です

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東京都美術館
【住所】 〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36
【TEL/FAX】 TEL 03-3823-6921(代表)/ FAX 03-3823-6920
【開館時間】 9時30分~17時30分
【会期】2016年4月3日(日)まで
【休館日】月曜日、3月22日(火) ※ただし、3月21日(月・休)、28日(月)は開室
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