アトリエ・オモ3
静物クラスブログ
6/8日曜日より、オモ3のエントランスでは
「 日曜日午前クラス展part1 」
が、はじまっています!
特別に担当の渡辺先生のコメント付きで
各作品をご紹介させていただきます
総評
日曜午前クラスエントランス展 第一弾は、
個性豊かな作品たちですが、それぞれにどこかつながりを感じる展示になっています。
日曜クラス独特の、美しさと少しの毒を含んだ作品展を
他の曜日の方にも楽しんで頂けたらと思います。
ご協力頂いた皆さま、ありがとうございます。
渡辺豊
『 falcon 』
Aさん
潔く配置されたファルコン。明快な形態と細部の模様までこだわった
作品。ファルコンは、下方の獲物を見ているようでもあり、
こちらへの注意も怠らない、「野生の眼差し」を持っています。
『 渦 』
Sさん
渦潮の凹凸と、鮮やかな青の対比が目を引く作品。思わずキャンバスの奥の
世界に引きずり込まれそうになります。限定的に差し込んだ、濃紺が画面を
グッと力強いものにしています。
『 CRAZY HORSE 』
Nさん
美しくも妖しく佇む女性達。絶妙な人物の並び、前後関係を、絶妙な色の変化とタッチで描き分けています。
緩やかな左下に下がる人物の流れ、その左下方に煌めく光が、カーテンの裏の世界を想像させます。
『 水蛇 』
Tさん
クリムトの部分模写。少女の肌の美しい色合いが目を引きます。
花や、魚のリズムと金色で盛り上げられた部分のリズムは
描き手が試行錯誤を繰り返した、深みのあるものに仕上がっています。
『 petit 』
Iさん
画面から光が降り注いできそうな作品。
光の小さな形と、木々などの、大小の形で作られた流れによって、心地よいリズムが描かれています。
主人公の少年の感情の音が、背景の光によって表現されているかのようです。
いかがでしたでしょうか?
まだ実物をご覧になっていない方は、ぜひアトリエで実際に見てみて下さいね☆
それぞれの世界観があり、いつもお互いの作品を見て刺激を受けながら制作されている日曜午前クラスの皆さん。
これからの展開も楽しみですね。
後半の展示 「part2」 もお楽しみに!!