いよいよ目前となった『第2回和mo展』。
作品も出揃い、着々と準備が整ってまいりました!
さて、アトリエ・オモ3日本画クラスの魅力をお届けしております、Blogインタビューシリーズ。
第3弾の今回は、火曜・木曜クラス担当の近藤講師にスタッフ・アオがお話を伺ってまいります。
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ア:日本画クラスでは、まったく初心者の会員さんもいらっしゃいます。
初めて日本画を描かれる方へは、どのようは制作の進め方を提案していますか?
近:初めて描かれる方へは、花を一輪、あるいは果物を二つなど、最初からあまり頑張りすぎず、小さめのサイズの和紙ボードに描いてもらっています。
また琳派など、比較的色数の少ない古典作品の模写もお勧めしています。日本画の色彩を知るうえで、琳派はひとつの典型ですから。
そのように毛筆で線を引いたり、背景にむらを残さないように色を塗るための基礎的な手順を体験しながら、まずは日本画材の魅力に触れていただきたいと思っています。
――レッスン中の近藤講師。
ア:逆にベテランの会員さんなどは、より専門的な技法の習得も求められているようですが?
近:金銀箔泥や絵絹などの専門的な画材、水墨画の筆法、揉み紙や墨流し、金箔の上に薄紙を貼る金潜紙、そして完成した作品への裏打ちまで、あらゆることにトライしていただけると思います。実験工房のようで、新しい技法を発明することもあって、楽しいですよ!
――日本画クラスでは、様々な技法を試したい方に丁寧に対応できるよう、講師とアシスタントの2名体制でレッスンを行っています。写真は蛤谷アシスタント。
ア:最後に、これから日本画を学びたい方や、日本画に興味はあるけどなかなか触れる機会がない方などへ、お伝えしたいことがあればお聞かせください。
近:日本画は、小中学校などでは教わることがまずありません。実は身近にありながら、遠く隔ててしまっているようで、とてももったいないことだと思っています。
先日も上野の若冲展での行列が話題になるなど、近年は日本美術の展覧会も人気があり、大勢の方がご覧になっていると思います。古典の名作には、歴史背景から、時間旅行のような楽しみ方もありますね。
また、アトリエの体験レッスンに来られた方々からは、日本画特有の絵肌や色彩に魅力を感じるとうかがいます。
日本画を描くようになると、美術館で鑑賞した際など、自然と作品への関心が以前に増して深くなっていきます。そうした関心や質問の答えを、レッスンを通じて一緒に探り、見つけていきたいと思います。
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3回にわたりお送りしてきた日本画Blogインタビュー。日本画の面白さと奥深さが少しでもお伝えできたら幸いです。
そして!6月28日(火)より開催される『第2回和mo展』では、アトリエ・オモ3日本画クラスの幅広い作品の数々がご覧頂けます。
新しくなった『弘重ギャラリー』でお待ちしております。ぜひお気軽にお越しください!
日本画クラス展『第2回和mo展』
・6/28(火)~7/3(日)
・11:00~19:00(最終日は17:00まで)
・弘重ギャラリー
〒150-0022東京都渋谷区恵比寿南2-10-3 ART CUBE EBIS 1F・ B1F
☆日本画クラスにご興味のある方は、ぜひ体験レッスンにお越しください!☆
実際の指導風景もご覧頂けますので、
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