ひとことコメント

２０１３年に、東京国立近代美術館で観た竹内栖鳳展の雀の絵に感動したことがきっかけで今回、雀を描きました。

よく目にする雀ですが、日頃注意して見ると、すばしっこいようで人なつっこく、こちらを見て止まってくれる姿もあり、

より雀に愛着がわきました。はく製を生きているように描くむずかしさと醍醐味が感じられた作品でした。

遠藤先生のコメント

絵を描く事の楽しさを既に知ってらしゃる鈴木さんですが、

日本画ならではの対象を突き詰める眼差しだけでなく、柔らかく包み込む様な表現の仕方にご苦労がありました。

けれども、繰り返し取り組むことにより、雪の中の活々とした雀たちが誕生しました。

 

　ひとことコメント

岩絵の具を初めて使ってみました。

膠の比率に慣れず、重ね塗りをするうちに絵具が動いたりしてしまったり苦心しましたが、

先生にアドバイス頂いたりしながらなんとか完成しました。水紋の感じは我ながら気に入っています。

遠藤先生のコメント

二作目で初めての岩絵具に挑戦です。

ザラザラとした岩の欠片が光り輝く美しい絵具ですが、

土台の土の絵具がしっかりしていないと中々上手くいう事を聞いてくれません。

少々のアクシデントも乗り越えながら清廉な蓮の花と、澄んだ水の輝きを静けさの中に表現されました。