アトリエ・オモ3
静物クラスブログ
油絵で使用する、「 ダンマルワニス 」を手作りしてみましょう
土曜静物クラスの時間内で、作り方ミニ講座を開催しました。
(先日姉妹校エビスでも川嶋クラスで同じ講義をしましたー!)
その様子とともに、ほかのオイルについても先生から改めて説明がありました!
その様子をご紹介します。
オイルについて
【ターペンタインとテレピン/揮発性油】
油絵具や画用液の濃度やつやを調整するための薄め液。
絵具を定着させる力はないので、乾性油と一緒に使います。
乾性油は絵具の中にも練り込まれています。
ターペンタインとテレピンは植物性油ですがここにない「ぺトロール」は石油系。
ダンマル作成時には植物性のものを使用します。
【リンシード/乾性油】
油絵具を練り合わせている油と同じ成分材料です。
絵具の表面に膜を作り、絵具の粉を定着させる役割をはたしたり
画面に適度なつやを与えます。
【ペインティングオイル/調合溶き油】
揮発性油(テレピン等)
乾性油(リンシード等)
樹脂(ダンマル等)
乾燥剤(シッカチーフ等)
がちょうどよく既に混ざった状態で販売しているもの。
【ダンマルワニス/樹脂溶液】
ダンマル樹脂をテレピンで溶かしたオイル。
この状態でも
画面につやを与えたり、乾燥促進剤としても使用できます
今回はこのオイルを自作する方法をお教えします☆
ダンマルワニスを作ってみよう
【使用するもの】
・ダンマル
・はかり
・ビーカー
【作り方】
粉末状のダンマルガムをストッキングに入れて
テレピンが入った瓶につるし、ひと晩置きます。
ストッキングに入れると、ダンマルに入っている不純物がちょうどよく濾過できます!
これが溶けてオリジナルのダンマルワニスの出来上がりです。
割合は、 テレピンに対し、ダンマル33%程度。
今回は、以下の分量で作成しました。
ダンマル 60g
テレピン 200ml
オリジナルのオイルを自作してそれで描いてみるのも
油絵の、もう一歩先の楽しみ方ですね。
是非皆さんも挑戦してみて下さい!
また、アトリエで今回作ったオイルを使用できますので
スタッフや講師までお尋ねください。
絵画教室アトリエ・オモ3
ちょっとオシャレでプレミアムなスクール。
日本画・静物(油彩・水彩・デッサン)クラス。
〒150-0001
東 京都渋谷区神宮前5丁目6-13ヴァイス表参道3-A
tel:03-6311-0230
【姉妹校】
絵画教室アト リエ・エビス
初心者からベテランまで。
静物・人物・クロッキー・ジュニアクラス。
明るくのびのび描けるアトリエ。
住 所:東京都渋谷区恵比寿南1-13-10 ピオスコート1F
tel.fax: 03-3719-4920
mail: info@atebis.com