「ヴァロットン展━冷たい炎の画家」展
★誠店長 コメント★
スイス出身で1800年代末に若くしてパリに出て、ナビ派(ボナール、ヴイヤール、ドニなど)の周辺に居た画家の画業を辿る展示です。
平板的な色面構成が特徴でデザイン的もであり、絵によってはアメリカンリアリズムも彷彿とさせる様な驚くべき新しい
表現が魅力です。特に裸婦像はしっかりした構成で存在感があり一見の価値があります。この画家のまとまった展示は
今後期待できませんので、是非お運び下さい。力の入った展示です。
お勧め度 美術入門者 ★★☆☆☆ 静謐な画面が難解かもしれません。
コアな美術愛好家 ★★★★☆ この画家の画業を知る事の出来る稀有な機会です。
日本画愛好家 ★★★☆☆ 平板で諧調の少ない色面構成が日本画の参考になります。
人物クラスの方 ★★★★★ 平板な塗り方なのに魅力的な描き方は大変参考になります。とてもお勧めです。
丸の内 三菱一号館美術館
【会期】2014年6月14日(土)~9月23日(日)
【休館日】月曜日(7月21日は開館)、7月22日(火・祝)
【時間】10:00 ~18:00(金曜(祝日除く)のみ20:00まで)
※入館は閉館の30分前まで