昨年第7回(2014年)のサムホール展の売上金の一部を、
さくら並木ネットワークに寄付いたしました。
さくら並木ネットワーク とは…
東日本大震災の津波最高到達地点に桜の樹を植樹することによって、津波を風化させないこと、
そして大津波の際に避難の目安となって地域住民を守る存在となることを目的としています。
詳しくはこちらからどうぞ!
昨年の植樹レポートはこちらをご覧ください。
今年は、3月22日(日)にアトリエスタッフ3名で石巻市に赴き、昨年の寄付金による桜の植樹のお手伝いをしてきました。
植樹場所は、北上町十三浜菖蒲田地区。
石巻駅から車で40分程、全校児童108人のうち7割が死亡・行方不明となった大川小学校の対岸周辺です。
(地図の右下あたり)
震災前
北上川と太平洋が見える約90世帯の集落だった菖蒲田地区ですが、
津波により49名の方が犠牲になり、高台以外は災害危険区域に指定され
人が住めない地域になってしまいました。
現在こちらには数名の住民の方が、高台に再建した住居で生活されています。
今回植樹を行ったのはこの高台にある…
① 地元の方の私有地を昨年の夏から開墾して作った「桜の丘」
② 積極的に地域復興を行っている、千葉五郎さん自らが住んでいる「誓いの丘」に隣接する、
津波で亡くなった住民の方も眠る「共同墓地」
この2箇所で行いました。
雲一つない青空のもと、午前中は「桜の丘」に植樹
アパレル系の会社から寄付された桜を一緒に植えました。
参加者は地元のボランティアの方や子供たちも合わせて、総勢約90名!
シャベルで土を堀り、桜の苗木を植えます。
石板を取り付け、白いボードに本日参加したメンバー全員の名前を描きました。
この桜の丘には、桜を見ながら腰を下ろせるようにと東屋が出来るそう。
その予定場所にボードを設置しました。
最後に集合写真をパシャリ☆
お昼休憩には、地元の方とボランティア団体『笑顔届け隊』の方が、芋煮とつきたて餅をふるまって下さいました。
そしてアパレル系の会社さまからのご厚意による、ホタテ飯を食べて栄養チャージ!
午後は、「誓いの丘」にて地主さんである千葉さんのお言葉が彫られた
石柱と3本の枝垂桜のお披露目会からスタート。
この枝垂桜と石柱は、この日の為に前もって植えられたそう。
枝垂桜は来年にも咲きそうなほどの大きさのものでした。
誓いの丘は、北上川・太平洋・大川小学校が一望できる場所で、
千葉さんはこの丘に地蔵堂を建て、この地区で犠牲になった49名の地蔵を作り慰霊する予定だそうです。
その後、「共同墓地」周辺でアトリエのからの寄付分を含む桜を
地元のボランティアの方と一緒に植樹しました。
なぜ墓地に桜の木を植えるのか。
この地区にお住まいになっていた方で津波にのみこまれ、まだ見つかっていない人もいるとのこと。
その人たちの「帰ってくる目印」になって欲しい、ということでした。
午前中と同様に、土を掘りおこし腐植土を混ぜ木の周りに土手を作るように
苗木を植えていきました。
桜の植樹作業が終わり、最後にアトリエの名前が入った石板を設置。
千葉さんと共に記念撮影
この桜の木のすぐ横は杉の木林が広がっていますが、
今年中に伐採をし、海の見える墓地にするそうです。
花を咲かせるころには、海を見ながらお花見ができる場所になりそうですね。
最後に、いつもは全員で黙とうを捧げているそうですが、
この日は植樹のサポートをしてくださった吉武さんの提案で万歳三唱で締めくくりました。
東北に少しずつですがアトリエの桜が増えております。
10年後には今日植えた桜が花開くことでしょう。
その頃に東北さくらスケッチ旅行が開催できるといいですね!
そして本年で8回目を数えるサムホール展。
展示作品は全て購入可能です。
その作品売上金の一部は、こちらのさくら並木ネットワークに寄付されます。
楽しく描いて、買って、東北を応援していきましょう!
アトリエ・オモ3 今までの震災復興支援活動報告はこちら
絵画教室アトリエ・オモ3
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